葉隠マッチ0.1

葉隠マッチ0.1

埼玉県川口市某所にて葉隠れマッチ0.1が開催2011年10月23日、埼玉県川口市某所にて「葉隠マッチ0.1」が開催された。
いわゆるコンバットシューティングマッチだ。
某所というのは個人所有の場所なのであまり公にしたくないみたい。参加者だけに詳細場所が伝えられた。行ってみると工場の倉庫だった。
この日は30名ほどのシューターが集まった。

SATマガジン編集のテラさんと、戦うフォトグラファートモ長谷川さん
主催者はこの方々。SATマガジン編集のテラさんと、戦うフォトグラファートモ長谷川さん。
もともとSATマガジン誌面で連載している葉隠れのタクトレ記事をもっとみんなにも体験して欲しいというトモさんの企画で今回のマッチが開催された。
今回はトモさんがステージデザインを行った。タフな展開を予感させる...。
っていうか、前日にテラさんからメールがあって「超内容の濃いコースができたから覚悟しておいて」だって...。

ステージ1は「モンスター バリケード」
ステージは全部で3コース設置された。ステージ1は「モンスター バリケード」。コの字型のボックス前面に多数の穴が開けられており、ここから前方のターゲットを射撃する。

ローレディでスタンバイまずはボックス背後からローレディでスタンバイ。
「シューターズレディ、スタンバイ!」のかけ声とともにタイマーの音がピーとなるとスタート。
1番から7番まで示された穴から順番に撃つくるりと振り返って、ボックスの中に入り、1番から7番まで示された穴から順番に撃つ。
前方には上下左右に6つのターゲットを設置されていて、どの穴からどのターゲットを撃つかは決められており、ターゲットにヒットできるまで撃つ。
4番の穴がやたらと狙いにくい
とくにこの左下の4番の穴がやたらと狙いにくい。

左手の親指を矢印のようにしてセレクターを操作
トモさんはスイッチして射撃。左手の親指を矢印のようにしてセレクターを操作している。

自動車のボディ下の隙間を想定した大きさ
7番の穴は自動車のボディ下の隙間を想定した大きさになっている。ここから人間のくるぶしを想定した2枚のスチールターゲットを撃つ。これも結構難しい。プローンするとタイムロスなので、上手い人はニーリングポジションからモディファイドプローンで素早く撃っていた。

4枚のターゲットを移動しながら撃つ
ボックス内でマグチェンジしてボックスから飛び出し、4枚のターゲットを移動しながら撃つ。

中央のストッププレートを撃って終了
そしてその裏のターゲットをホステージに当てないように撃つ。最後に中央のストッププレートを撃って終了。
ちなみにホステージプレートに当ててしまうとプラス300秒という強烈なペナルティが待っている。


新イチロー バリケード
続いて第2ステージは「新イチロー バリケード」。永田市郎氏が考案したトレーニング用のバリケードで様々な射撃方法を学べる。

この位置でスタンバイこの位置でスタンバイ。
上段の4枚のプレートを撃つ合図とともに振り返って、枠内に入り、左右どちらからでも良いが、上段の4枚のプレートを撃つ。
ただし各ターゲットに1発のみ射撃可能。外せばペナルティが1枚につき30秒付加される。
左ターゲットをスイッチして撃つ
右利きの場合、左ターゲットをスイッチして撃つかどうかもタイムの分かれどころ。慣れていないとスイッチングで外す可能性もあるだけにどうするか迷う。実戦では射撃姿勢の安定性、着用プレートキャリアの被弾角度なども考慮することも教わった。

モディファイドプローン
左右のプレートを撃ったら下段の2枚のターゲットを撃つ。これはモディファイドプローン。

中央の窓からセンターのストッププレートを撃って終了最後に中央の窓からセンターのストッププレートを撃って終了。

ハンドガンの低い姿勢での射撃
第2ステージはこのセットをライフルとハンドガンでそれぞれ行う。ハンドガンの低い姿勢での射撃も難しい。


ステージ3はコンバットコース
ステージ3は「コンバットコース」。これがまた、ハンパなく難しくて眺めのタフコースだったりする。

ホステージ用のカードを引くスタートはなんと隣の倉庫から。
最初にホステージ用のカードを引く。色、あるいはアルファベットを告げられ、その指示のあったホステージターゲットは撃ってはいけないルール。
この位置でスタンバイまずはこの位置でスタンバイ。
ドアノブを想定したターゲットを撃つスタートともに振り返って目の前のドアノブを想定したターゲットを撃つ。
ドアを開けて倉庫の外へ飛び出す
ドアを開けて倉庫の外へ飛び出す。

隣の倉庫のドアまで15mくらい全力疾走そして隣の倉庫のドアまで15mくらい全力疾走。
足の遅い人はここでタイムを落とす。
入り口の左右に設置されたターゲットを撃って
ドアを開けるなり、入り口の左右に設置されたターゲットを撃って中に入る。

バリケード中に入るとこのようなバリケードがある。

カッティングパイしながら1枚ずつ撃つ
まずはバリケードの右から前方のターゲットを3枚撃つが、カッティングパイしながら1枚ずつ撃つ。

足下にはテープがラインが貼ってあり足下にはテープがラインが貼ってあり、これを跨がないように注意して撃つ。
ハンドガンにトランジション右を撃ったらバリケード中央の3カ所の穴からハンドガンにトランジションして撃つ。
片手で撃つシューター下、上、下と穴の順序が決められており、しゃがむとプライマリウエポンを床にぶつけるので左手で押さえ、片手でセカンダリを撃つシューターも多かった。
左から再び前方のターゲット3枚をカッティングパイそして右と同じようにバリケード左から再び前方のターゲット3枚をカッティングパイで1枚ずつクリア。
バリケード左から見た3枚のターゲット
バリケード左から見た3枚のターゲット。個々をクリアしたらその場でマグチェンジ、前方の障害物へ走り込む。

ブラインド・ターゲット
ここがステージ3の難所。ブラインド・ターゲット。走り込んだときに見えた2枚のターゲットの位置を覚えておき、空間把握しながら目隠しされたペーパー越しに撃つ。戻ってターゲットの位置を再確認しても良いが、当たるまで進めない。ここで数分撃ち続けたり、弾を撃ち尽くすシューターもいたほど難しかった。簡単そうで難しい。

ホステージ以外のターゲットを撃つそして次に最初に指示されたホステージ以外のターゲットを撃つのだが、走ったり、ブラインドで焦ったりしていると、どれがホステージなのか忘れたりする。
ホステージを撃つとプラス300秒という致命的なペナルティが付く。
最後に右横のストッププレートを撃って終了。

とまあ、ステージの紹介はこんな感じ。
これを午前中に35名のシューターで撃ち、順位が決まった。YASは35名中、8位だった。

昼食後、トモさんが各ステージの解説を行い、ポイントを把握した上で各自、自主トレーニングを行い、再び各ステージを攻略。2回目のトライではYASのタイムは伸びて35名中、4位まで順位を上げることができた。

多くのシューターが2回目でスコアを伸ばしたが、やはり食事後で集中力が欠けスコアを落とすシューターもいた。


今回の優勝者は鮫島和樹さん。なんと東京マルイの社員の方で、海外のシューティングマッチにも参加する強者。
背後で食い入るように見ていたが、速いし上手いし将来有望。プライマリウエポンは発売されたばかりの次世代電動ガン、SCAR-L CQC。

トモさんによるモデファイドプローンの地獄のトレーニング
その後、トモさんによるモデファイドプローンの地獄のトレーニングを実施(^_^;。
みんなヒィヒィ言ってました。明日は筋肉痛だろうなぁ、コレ。

こういったタクティカルシューティングは東京ミッション2以来。
やってみた感想は、いやはや楽しいなぁと。サバゲでも役立つテクニックばかり。やっぱりタイムが計測されて順位が出るというのはシューティングマッチならではのおもしろさ。

トモさんのデザインしたステージの難易度も高く、それだけに内容が濃くて攻略のし甲斐があったし、難しいステージを攻略することで、自分の弱かった面とか、いろいろなことが発見できる機会も多かった。

今回は葉隠マッチお披露目会と言うことで、「バージョン0.1」とのことだったが、進行の流れも良く、皆和気藹々で、次回も是非また参加してみたいと思う。

本日参加のシューターの皆様
本日参加のシューターの皆様。お疲れ様でした。また取材にご協力いただきありがとうございました!!


2011/10/23

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