香港マニア 長距離弾道カスタムを試す!!

香港マニア 長距離弾道カスタムを試す!!

トイガン系ネットショップの香港マニアで施される長距離弾道カスタムを試してみた。
やはりサバゲーでのメインウエポンの遠射性能は高ければ高いほど有利であることは確か。ただ単に遠くまでBB弾を飛ばすだけではなく、ホップアップのかかり具合による水平飛翔性能や、BB弾の落ち際のまとまり方なども遠距離戦闘では大きく影響してくるといってよい。
かといって、何万円もする高額なカスタムメニューはさすがに敷居が高いが、今回紹介する長距離弾道カスタムは16,800円で組み込み調整が可能だという。

デモカスタムガン
今回香港マニアからお借りしたデモカスタムガンはこちら。スタンダード電動ガンベースにメタルレシーバー、レールシステムなどでドレスアップされたフルコンプリートガン。
まあ、今回紹介するのは内部チューンなので外観はあまり重要ではないのだけど、剛性感はかなり高くセッティングされている。これに手持ちのTA31タイプの4倍スコープを搭載して弾道性能をテストした。

内部カスタムパーツとして組み込まれているパーツは以下。
長距離弾道カスタムの基本組み込みメニューはピストンヘッド、バレル、スプリング、電気なまずの4点。
ピストンヘッドPOM
ピストンヘッドはLaylaxの次世代電動ガンM4対応 ピストンヘッドPOM
給排気の機能性と耐久性を向上したジュラコン製ピストンヘッドで、優れた自己潤滑性能を持つ厳選したPOM素材を使用している。POM素材は耐摩耗性、耐疲労性などの機械的強さおよび、成形加工性の優秀さを持ったエンジニアリングプラスチックの代表格とされている。アルミ製ピストンヘッドと比べると打撃音が静かでメカボックスにも優しいということだ。

続いてバレルはライラクス製のデルタストライクバレル(275.5mm長)が組み込まれる。
デルタストライクバレル独自のデルタHOP機構を搭載したバレルで、BB弾の精度バラつきがあっても常にチャンバー付近でBB弾を3点保持し、均一に縦回転のホップアップを掛けられるようになっている。これにより左右にブレないBB弾の撃ち出しが可能となる。
バレルの内径はBB弾寸法誤差によるフライヤーを低減するルーズ内径φ6.20mm(寸法誤差1/100mm)。
また、BCブライトコーティングで長期使用による素材腐食を軽減している。

スプリング 電気なまず
スプリングは日本製の瞬発力重視の不等ピッチスプリングを使用。等ピッチスプリングに比べて縮む速度が速いのでトリガーレスポンスが良くなるという特性がある。

そしてチャンバーパッキンクッションラバーにはFIREFLYの電気なまず<中辛>を使用。
チャンバー内部の弾のガタツキをなくすことでホップ回転を均一に掛けることができ集弾性を向上させる。

これに加えて純正チャンバーパッキン突起の面加工、シリンダー容量の適正化加工などが基本価格内で施される。

PROWIN製のアルミ削り出しチャンバー
今回のデモガンはさらにオプションとしてPROWIN製のアルミ削り出しチャンバーとLaylaxのエアロシリンダーヘッド Ver.2が組み込まれている。これらのパーツは長距離弾道カスタム注文時に同時購入すると無料で組み込んでくれる。特にPROWINのチャンバーは以前にもレビューしたが、弾道性能を司る重要なパーツなので海外スタンダード電動ガンの場合には是非とも一緒に組み込んでおきたいパーツ。

サバイバルゲームフィールド、ヤネックス
シューティングレンジは千葉県野田市にあるサバイバルゲームフィールド、ヤネックスの70mシューティングレンジをお借りした。10m間隔で黒い服を着せたマネキンターゲットが設置され弾道を把握しやすい。

ライフルレスト
射撃時にはゼロインしたスコープと、レンジに備え付けの本格的なライフルレストを使用しての射撃を行った。

ほぼ無風状態
レンジの目の細かい防風ネットが効いていることもあり、風向きと風量を測定したがほぼ無風状態。若干小雨がパラつく空模様だった。気温は摂氏24.6度、湿度は76.0%。

使用したBB弾
使用したBB弾は弾速測定では東京マルイ製ベアリングバイオBB弾0.2g。射撃テストでは香港マニアが推奨するG&Gアーマメント製の0.25gバイオBB弾を使用。梅雨時期ということもあり、いずれも未開封のものを使用した。

初速測定の結果は実射テスト動画でも掲載しているがX3200で92~94m/sとなった。ノーマルのスタンダード電動ガンに比べると初速がアップしている。

レーザー距離測定器
レンジのマンターゲットは念のためレーザー距離測定器で測定、ほぼ表示数値通りの距離であることを確認。

それではテストファイアの模様を動画でどうぞ。


さて、長距離弾道カスタムを実射してみた感想だが、確かに初速アップの効果もあって射程距離は伸びている。今回は遠距離での弾道性能を図るため、ホップアップ調整は50m付近で着弾するようにゼロインしたが、40mや30mでも弾道はかなり低進し、フラットに狙えることが分かった。

40mの距離でもヘッドショット
弾道を動画で見てもらって分かるように40mの距離でもヘッドショット出来るほどにまとまり、50mの距離でもマンターゲットの上半身にかなりの確率でヒットできる。さすがに60mだと弾がドロップし届かなくなるが、狙点をやや上目に付ければ60m先でも足元付近には着弾させることができた。フルオートであれば遠距離での制圧力は高いと言えるだろう。

フルオートの弾道
セミオートだけでなく、フルオートの弾道も確認したが、撃ち出す弾道の左右ブレが少なくノーマルのスタンダード電動ガンに対して、アウトレンジからの有効弾を的確に到達させることが出来そうだ。

長距離弾道カスタムはスタンダード電動ガン(Ver.2系)、次世代電動ガン(Ver.2系)に組み込み対応している。興味のある方は香港マニアのWebサイトで確認してみるとよいだろう。

2014/07/28
本レビューはRAGインダストリーズによる記事広告です

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