ハイパー道楽 カスタムガン・コンテスト2019 エントリー作品 コンテストトップへ

エントリー No.132

■エアガン 部門
■投稿タイトル:スプリングフィールドM1861
■投稿者:Mackman

作品写真

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■コメント
1861年から1865年にかけてアメリカ合衆国を二分し激しい戦いが繰り広げられた南北戦争において、アメリカ合衆国軍(北軍)側の主力小銃であったスプリングフィールドM1861を製作しました。

実銃は前装式銃ですが、当試作品においても銃口からBB弾を入れてから槊杖でホップパッキンの奥に押し込む形でこれを再現しています。
前装式銃型のエアガン自体は幾つか製品化されていますが、それらは銃口から弾を装填するものではなくあくまで外観を模しただけの連発式銃でした。しかし単発かつ前装式の銃によるゲームを実現したいという強い思いがあったため、本格的な前装式ガスガンの開発に着手しました。

基本的な構造としては、銃床内部にGBBのマガジンを流用したガスの放出機構が収まっており、サイドハンマーを倒すことでワイヤーによって連動された放出機構内部のバルブハンマーがコックされ、引き金を引くことでシアが解放されバルブハンマーが落ちてガスが放出、それがチューブ→機関部→バレルに順次流れ弾を発射するものとなっています。

容易に量産できることを目標としているため、外装や機構の製作には3Dプリンタが使用されており、バレルやパッキン、GBBマガジンはマルイ製品の規格に適合したものを、その他の部材類も可能な限り安価かつ入手容易なものを選定した設計となっています。
また発射機構はひとつのフレームとして完結しているため、これを流用し外装を換装することにより他の前装銃にも展開していくことができるかもしれません。

歩兵の主力小銃が前装式から後装式に移り変わってから約150年、その間に銃の性能は飛躍的に向上しましたが、それでも前装式には後装式とはまた違う魅力があると思います。
近年ではサバイバルゲームの形も多様化してきていますが、その中で前装式銃を主装備とするゲームがあっても良いですし、個々の火力が限定される故に普段のゲームではただの的になりがちな固定砲台の類も有効に活用できるようになるかもしれません。
また先述した南北戦争以外でも幕末装備等に使っていただけるかと思われますので、ゲーマーの兵装がさらに多様化していく事も期待しています。

あるいはうっかりやらかしてしまった人に対し、次の1ゲームだけこれを使って戦ってもらう、等と言った罰ゲーム的用途にも使えるかもしれませんね(笑)

下記twitterに試作時の画像があります。
https://twitter.com/hurosugaanore



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