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エントリー No.106

■モデルガン 部門
■投稿タイトル:イーベッツ試作モデル1897ガス圧作動
■投稿者:キノハナ

作品写真

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■コメント
●概要
コルトDAスイングアウトリボルバーや1911の開発で知られるコルト技術者の
カール・J・イーベッツ(Carl J. Ehbets)氏のパテント「US#580,935」
「ガス・オペレーテッド(ガス圧作動式トグル・リンク・ロック)・セミオートマチック・ピストル」
そのパテント試作・プロトタイプを、ディスプレイ模型として再現、ABSプラスチック製にてフルスクラッチビルドにて作製した。
プラスチック製・カート非装填、手動可動ディスプレイ・モックアップ模型・モデルガン

●実物について
天才Jブローニング氏のオートマチックピストル特許(全4種)とともに、同日(1897/4/20)特許取得された。
ブローニング氏の初の1897ガス圧試作オート(レバー式)を、独自アイデアで改良した設計デザインである。
複雑な構成も先のブローニング氏の1897ガス圧試作と対の関係として解釈すると理解しやすい。
カートの小型化、バレル前進式など如何に跳ね上がりを減らすかに腐心した構成、実務者らしい細やかな設計を見て取れ、
天才と実務(技術)者の両作品として、比較や理解ができ興味深い。

このことは後に(コルトM1905を経て)長足の進歩で実務洗練された稀代の銘銃1911を、
ブローニング氏とイーベッツ氏(を長とするコルト技術陣)が共に作り上げたことへの理解にも繋がると愚考する。

●作品について
昨年に引き続きネタがかぶりますが、、先ほど完成しましたので記念投稿させて頂きます!
作動機構やその歴史に大きな興味があります。
パテント拝読と二枚しかない実物写真を参考に作製。寸法は当時の使用カートを推察し図面より割り出し。
外観・1/1サイズ再現と、閉鎖・作動機構の手動可動の再現を主眼とした。
フルスクラッチビルド作製(ABS樹脂3Dプリントを主に、ABSプラ・樹脂パテ)。プラのみでスプリングやネジも無し。
特徴のレバー・トグルリンク、バレルフォワード作動を再現。
トリガー・ハンマー機構無し、バレルも非貫通で概観飾りのみ。マガジンも作製無しで着脱不能。

※参考ブログと動画

・解説ブログ
https://garlandsgunland.blog.fc2.com/blog-entry-230.html

・YouTube コマ撮り撮影での作動イメージ動画。



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