ミリタリーパッチの幻影 : SSGシンブルースペクターパッチ
Reported by SPECTRE SIGNS GEAR
皆さんはシンブルーライン(Thin blue line)をご存知でしょうか。法執行機関のシンボルとして使われるマークで、黒に青い一本線が入っているデザインのことです。もともとは1854年のクリミア紛争でイギリス軍が赤い線(レッドライン)となったことが語源ですが、いつしか法執行機関を表すものとされ、特にアメリカでは広く使われています。
このシンボルは青い線=法執行という意味が込められており、線を挟んで犯罪からの保護を意味しています。法執行機関の要員が関係者であることを示すために好んで使いますが、シンブルーラインそのものは特定の部隊や地域を表すものではなく、法執行機関をサポートしたり趣旨に賛同し応援する者も意思表示としてこれらがデザインされたグッズを着用します。
出展:U.S. MARSHAL
その他には殉職した者への敬意をこめて使用されます。追悼式典などでバッジに巻いて使うバンドは“モーニングバンド”と呼ばれ、黒かシンブルーラインのデザインになります。
スペクターサインズギアでは法執行機関要員へパッチを作っていることもあり、オリジナルでシンブルーラインのモラルパッチを展開しています。本当はスペクター=幽霊なのですが、ちょっと斜め上を攻めて死神です(笑)ブランドの標語“SPEAR OF THE BLUE”も入れました。
ジャケットの肩やプレートキャリアに貼ってもちょうどいいサイズにしてあります。シンブルーはメッセージ性の強いモチーフなので、青部分の色が重要です。カラーチャートのように厳密に色が決まっているわけではないのですが、あまりに逸脱した青色は「チープブルー」と呼ばれ敬遠されます。こういうアイテムはしっかりと意味を理解したうえで作りたいですね。筆者は勝手に深青と呼んでいます。
刺繍パッチの醍醐味は角度によって見え方が変わるところです。細かいシルエットを大事にして作っているので毎日のファッションにもぜひ使っていただきたい1枚です。
シンブルースペクターパッチ
3,240円(税込)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/spectresigns/tbspcpt.html
オーダーメイドパッチ『SPECTRE SIGNS GEAR』
ハンドメイドによるパッチ製作。公務員、法執行機関要員からのオーダーも多数手掛ける。
公式サイト
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