実銃レポート撮って出し! GLOCK(グロック) G19X

実銃レポート撮って出し! グロック G19X

Photo by Takahiro Soyama / Text by Takeo Ishii

実銃レポート撮って出し! GLOCK G19X PART 1
ハイパー道楽をご覧の皆様、前回の「撮って出し」からかなり間が空いてしまいました。 どうも我々は日常感覚が「南の島の人」になってしまってるような(笑)。ともあれご無沙汰してしまい申し訳ございませんでした。さて、当CQB GUAMが他に先駆けていち早く導入し大評判のGen5グロックに新たな仲間が加わりました!

G19X
そうです、こちらも話題の「G19X」です! 簡単に申し上げますとスライドはG19サイズで、フレームはグリップ部分の長さがG17用の17連マガジンが収まるサイズ、色はグロック社が謳うところの「コヨーテカラー」になっております。

G19 Gen5との比較
左が「G19 Gen5」で、右が「G17 Gen5」になります。G19Xのサイズ感がお判り頂けると思います。

試作モデルの色や形状のイメージ
2017年にSIG P320の勝利で幕を閉じた米軍次期制式採用拳銃「XM-17MHS」トライアルに提出されたグロック試作モデルの色や形状のイメージに、現時点で最も近いモデルなのでは? との評判も高いようですネ。

スライドの刻印
スライドの刻印は3挺それぞれこんな感じです。しかしグロックはこの辺り、潔いほど簡潔ですね〜!

G19X 左

<DATA>
全長: 187mm
全幅: 34mm
全高: 156mm
銃身長: 102mm(4.01インチ)
使用弾薬: 9×19mm
装弾数: 17+1発
重量: 704g(フル装填時890g)


それではG19Xの細部を見ていきましょう♪

コヨーテカラー
G19サイズの短いスライドに、G17サイズのグリップ性に優れたフレームを組み合わせ「17+1発」の装弾数を実現した意欲作ですね。色もグロック純正の市販モデルでは現在のところ唯一の「コヨーテカラー」というところも新鮮ですよね。この写真、ちょっと背が高く見えませんか?

「+2」マグバンパー
実はG19Xは付属してくるマガジンは2本とも「+2」マグバンパーがオマケで付いて来るのです♪
こちらに交換した状態だと装弾数は「19+1発」になります。マガジンがちょっと長くなりますのでパウチから抜き出すのも少しラクです。

マガジンフォロアー
Gen5のグロック、黒いマガジンではマガジンフォロアーが赤い成型色でしたが、G19Xのコヨーテマガジンでは黒ですね。マガジン背面の小孔からの残弾確認を行う仕様は同じでした。

グリップの比較
「G17 Gen5」とのグリップの比較です。長さや握り心地は同じなのですが、マガジン挿入部分の形状が違いますね。

グリップ前方に半円形の切り欠き
「G17 Gen5」ではグリップ前方に半円形の切り欠きがあり、ここに指先を引っ掛けてマガジンを引き抜くようになっています。また従来のGen5用のマガジンはバンパー先端部がこの切り欠き用に出っ張って作られているため、G19Xには最後までしっかりと入りません。

マグウェルがフレア状
G17 Gen5ではマグウェルがフレア状に拡大され弾倉交換がより容易になっていますが、G19Xのそれは控えめです。またG19Xには樹脂製のランヤードリングが付いています。不要なら取り外すこともできます。

金属製サイト
「ぶつけても変形しないよう金属化」が世界中のユーザーから要望されているグロックのサイトですが、G19Xには「MH3」という金属製サイトが標準装備されています。

リアサイト
リアサイトを建物のコーナーやブーツの踵に引っ掛けてスライドを引く、というような状況でも、金属製なら安心ですね。ホワイトの3ドットも見やすく、素早く狙えます。

銃身
銃身は他のGen5と同様、ライフリングが変更された「グロック・マークスマンバレル(GMB)」が搭載されています。リコイルスプリングはGen.4から採用されているダブル仕様で強装弾でも反動を軽減する効果が期待できます。

グリップ
グリップ自体のデザインはフィンガーチャンネルがないこと、滑り止めパターンの形状など、ほぼGen5の特徴をそのまま継承しています。しっかり握れるグリップなのに全長は短い。即ちG19Xは「ホルスターから速く抜くためのグロック」です! ドロウあり、バリケードあり、移動間射撃あり! のCQB GUAMには、まさにピッタリの銃なのです!

ホルスタードロウ
G19Xは他のGen5グロックと共に大好評レンタル中です。いまこの銃を撃てるのは、グアム島ではCQB GUAMだけ! しかもホルスタードロウあり、バリケードあり、移動間射撃あり!の素晴らしい内容で楽しめますので是非お越しください。

グロック19 Gen5の記事はこちら グロック19 Gen5の記事はこちら

グロック17 Gen5の記事はこちら グロック17 Gen5の記事はこちら

制作協力:CQBグアム

石井 健夫(いしい たけお) 石井 健夫(いしい たけお)
CQB GUA/ジャパンサービス部 代表

1967年12月、東京都生まれ。
銃器レポーター、射撃選手、映画評論家。
グアム等の野外実弾射撃ツアーを紹介・宣伝する「CQB GUAMジャパンサービス部」として精力的に活動中。ミリタリー専門各誌での記事執筆・写真撮影も多数担当。時折オーダーメイドで製作する競技用カスタムガン(ガスブローバックがメイン)も一部で好評を博す。


ソヤマ タカヒロ ソヤマ タカヒロ
CQB GUAM/WEBマーケティング担当 兼 実弾射撃サブコーディネーター

1964年9月、神奈川県生まれ。
マーケター、シューター、セラピスト。
グアム在住。現地の企業に向けてインターネットを利用したプロモーションの提案を、個人を対象にカウンセリングやセラピーを行っている。CQBグアムではWEBマーケティングを。永田市郎氏に師事、実弾射撃や指導研修を受け、サブコーディネーターとしてスポーツシューティングを担当。


2018/06/10

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