マルシン UZIモデルガン

先日、Gunsmithバトン アキバ店にて懐かしのマルシン製 UZIモデルガンを見せてもらいました。

店長さんの私物とのこと。バトンさんに伺うといろいろ面白いものがあって楽しいですね。

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これがパッケージ。イスラエル 9mm UZI サブマシンガンとあります。

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中身はこんな感じ。スリングや木製ストックも付属しています。デッドストックがヤフオクに出ていたようで、UZI好きの店長さんは即落札。

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ストックを付けるとこんな感じ。渋いですね~!!

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カートリッジも少しだけついていました。このカートもなかなか手に入りにくくなっているようです。ワンオフで作るしかないのかな。

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ピンボケで申し訳ないのですが、ストックの取り付け部分です。

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コッキングノブの後ろにはSMGマークとMARUSHINのマーク。 5 79というのはおそらく1979年5月製造ということでしょう。
ちなみにSMGマークとは昭和52年規制以降、メーカー自主規制の安全基準を満たしているモデルガンに刻印されるマークです。

モデルガンは昭和46年と52年に二度、国の規制を受けています。
大まかにいうと、1度目の規制で拳銃タイプの黒い金属モデルガンが作れなくなり、2度目で製造方法や素材についての規制を受けました。

この時、警察庁はモデルガン全廃を前提に法整備を進めていたようで、もしかしたら日本からモデルガンは(エアガンも含めて)消滅していたかもしれません。
しかし、当時のモデルガン製造メーカーや文化人などが働きかけて何とか全廃は免れたみたいです。

製造メーカーは国を相手取って訴訟まで起こしました。俗にいう「おもちゃ狩り裁判」です。
裁判は17年も続き、結局原告側敗訴になるのですが、我々が今エアガンで余暇を楽しめるのは先人の努力の賜物なのだなぁとつくづく思います。

このあたりの出来事は後々もう少し詳しく紹介したいと思います。