イラク、市街地での爆発 同士討ちについて

イラク市街地における爆発映像です。爆発により、瓦礫が弾丸のように飛来します。おしまいなんでしょうねぇ、これに当たったら。
この爆発はどうやら、アメリカ軍によるものらしいです。
つまりこの爆発で、この兵士たちが死傷した場合、自軍の攻撃によってダメージを受けたことになるわけです。

こうゆうのを、いわゆる同士討ちと言いますね。

誰でも一度は考えた事があるのではないでしょうか。戦場で、自軍の撃った弾が味方に当たる事はないのだろうかって。
時代劇の戦乱シーンもそうです。あんなにもみくちゃになって刀振り回したら、味方を切っちゃって「あ、ごめん」て事にならないかなと心配します。
まあ戦国時代の合戦は映画に描かれるよりはもう少し、秩序・順序のある戦いだったみたいですが。

現代戦争における同士討ちには、たとえば誤射、誤爆、あるいは戦艦が起こした高波に友軍の小型艦が飲み込まれるなんて言うのもあるらしいです。
白兵戦においては、視界の悪い中、少人数で行動中に突然目の前に同じ軍の兵士が現れたら、お互いビビって有無も言わず攻撃してしまう気もします。
「どっちチーム?」って聞く余裕は、そこに無いと思われます。
もちろん、戦場の過酷な環境にあって、精神的にまいってしまい、ストレスから些細な理由で殺しあってしまうという現象もあり得ます。

少なくとも想定の範囲内のみで展開していくほど、戦場は生易しくないはず。思わぬ理由で同士討ちをしてしまう事は、少なからずあるのでしょう。
昔、同士討ちをした者は指を切り落としたそうです。現代の極道さん達に文化に通ずるものがありますね。

現代にも様々な取り決めが存在する他、敵味方を識別する装置の開発などが進み、完全なる同士討ちの防止を目指しているようです。
後味の悪い夜っていうのは、誰も過ごしたくないですよね。