WA ガスガン ベレッタ M8045 クーガーF カーボンブラック 【エアガン レビュー】

実銃のベレッタ M8000 クーガーは1994年にイタリアの老舗銃器メーカーベレッタ社より発売された自動拳銃だ。ベレッタM92のスライド上部が大きく切り開かれたデザインから決別し、一般的なスライド構造にすることで耐久性を向上させた。
M8000はローテティング・バレルロッキング方式を採用し、M92よりも全長をコンパクト化できた。このローテティング(rotating)・バレルロッキング方式というのはバレルを軸方向に約30度回転させてロックする方式で、ライフリングによる捩れ方向の反動を軽減する効果がある。またこのロッキング方式は同社最新のオートマチック、Px4ストームにも採用されている。
M8000は耐久性を増したことで、9mmルガー弾以外にも.357SIG、.40S&W、.45ACPの各種弾薬を発射できるバリエーションが展開され、とくに45口径モデルはアメリカ市場を意識してラインアップされたと言われる。
クーガーFのFとは、シングル・ダブルアクション可能で、デコッキングレバーを兼ねたセフティレバーがスライドに設けられたモデルを指す。ちなみにクーガーとはネコ科の大型肉食獣ピューマの別名でポルトガル語が語源。
このクーガー、どちらかというとM92の陰に隠れてしまってマイナーなモデルと言える。実銃の世界でもセールスは不調だったらしい。自分自身もあまり気に留めていなかったモデルなのだが、先日実銃を撃ってみたところ、なかなかグリップも良く撃ちやすかった。
WAのクーガーは45口径8連発モデルのM8045をモデルアップ。
2007年8月にカーボンブラック・ヘビーウェイトモデルとして再販された。
| WA ガスガン ベレッタ M8045 クーガーF カーボンブラック スペック & 初速データ |
| 全長 |
184mm |
| 重量 |
959g |
| 銃身長 |
82.5mm |
| 装弾数 |
6mmBB弾 27+1発 |
| 定価 |
23,000円(税別)
|
| 発売日 |
2000年1月
2007年8月(カーボンブラック)
|
|
| 最高 |
76.47m/s |
| 平均 |
72.88m/s |
| 最低 |
70.01m/s |
| ジュール |
0.531J |
※エクセル バイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、気温21.8度、湿度40.0%。10発×3セットの最も安定したセットの値。
パーツリスト |

WAのM8045クーガーはベレッタ社との提携により実銃用図面の提供を受けて設計された正確な外観を実現している。しかもSCWハイスペックシステムを導入し、トランスファーハンマーシステムや、6.03mm精密NEW固定HOPバレルといった、最新の機能を満載、しかもカーボンブラック・ヘビーウェイト樹脂採用で、使い古された金属のような味わい深い質感と、959gという実銃以上の重量感。実銃のM8045の空重量は925gで、.45ACP弾の8発装填時に匹敵する。

カーボンブラックは、文字通りヘビーウェイト樹脂に黒いカーボンの粉を混ぜて作ったもの。ヘビーウェイト樹脂はそれだけではかなりグレーっぽいが、カーボンブラックはそれよりも黒く仕上がる。
その質感を生かすためにあえて塗装はせず、スライド側面は軽くポリッシュされており、これによって使い込まれた金属の風合いが生々しいほどに再現されている。
ズバッと切り立ったフロントフェイスに比べてスライドテールは実に色っぽい。
このテールの造型はベレッタ最新のポリマーフレームオートであるPx4ストームにも受け継がれている。

これが実銃のPx4 ストーム。
ローテティング・バレルロッキングやスライド側面のデコッキング機能を備えたアンビセフティレバー、全体のシルエットなどが似ていて、クーガーの血統を受け継ぐモデルと言える。
なお、Px4の実射映像は
グアム実弾射撃2009ツアーの記事を参照のこと。スーパースロー映像でバレルのロータリー作動がわかる。

ローテティングバレルロッキングのリブが見えるチャンバーには45 AUTOの刻印がある。
ブローバックと同時にこのアウターバレルが時計回りに回転する仕組みも再現している。
銃身を回転させてロックを解くことからローテティング・バレルロッキングと呼ばれる。
フレーム側にあるベレッタのパテント刻印は長ったらしくて何とかしてもらいたいところだが。

スライドオープン。WAのクーガーはディスコネクティングブロックにスプリングテンションを効かせたパーツがあり、これによりスライドを後退しきったときに、むにゅっとした感触がある。おそらくブローバックリコイルによる破損防止策かと思われるが、やはりガツーンと後退しきってほしかった。

ハンマーの動作。スライド側面のセフティレバーにはデコッキング機能があり、ハンマーを起こしている状態でレバーを下げるとハンマーが安全にダウンする。ハーフコックの位置からもハンマーダウンできる。

ファイアリングピン周辺もリアルな作りこみになっている。セフティレバーを下げると連動してファイアリングピンが上を向くのも実銃と同じ作動。

イタリアベレッタ社直輸入の実銃用グリップを装着する。なんとも贅沢なつくりだ。
グリップは断面が楕円形状となっていて握り心地が良く、非常にしっとりと手に吸い付く感じ。.45口径のマガジンが入っているとはとても思えないほど。
トリガーガードのパーティングラインもきれいに消されている。

マガジンは6mmBB弾を27発装填できる。
実銃は.45ACP弾を8発装填だが、それに比べるとかなりのハイキャパシティだ。サバイバルゲームにおいてもこの装弾数の多さはメリットとなる。
マガジンの素材は亜鉛ダイキャストでリップ部分も一体となっている。

フィールドストリッピング。アウターバレルに取り付けられたディスコネクティングブロック前面に銀色のリコイル吸収用のパーツがある。また、リコイルスプリングガイド前面には透明のウレタンクッションが取り付けられ衝撃を緩和している。アウターバレルを抜くにはちょっとコツがあって、リコイルスプリングガイドを抜いた後に、アウターバレルを5mmほど前進させてスライドとの噛み合いをはずし上へ引き抜く。

実測での重量は955g。
この重量感は実銃の空重量925g以上。
ズシリとした重さには存在感を感じる。ハンドガンには重量感というのは重要な要素だ。
撃った感触は「ドカッ」とヘビーウェイトのスライドが高速にブローバックし手の平にガツンと衝撃を感じる。音も結構派手で「バキッ」という音を響かせる。KSCの07ハードキックなどは言うに及ばず、WAのマグナのなかでもかなりリコイルは強いほうだ。少なくともシングルガバよりはリコイルを感じる。これは面白い!!
弾道も固定ホップアップだが安定していて気温20度前後、0.2gBB弾でまっすぐに飛んでいく。27発の装弾数といい、ゲームでもかなり使えるはずだ。
2009/03/01
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