東京マルイ 電動ガン H&K MP5KA4 クルツ PDW レビュー

東京マルイ 電動ガン H&K MP5KA4 クルツ PDW 【エアガン レビュー】

コンパクトなサイズに魅力を感じて、MP5クルツ PDWを買った。軽くて小さくて良い。

東京マルイ H&K MP5KA4 PDW 電動ガンスペック
全長 393mm/629mm(ストック伸長時)
重量 1980g(バッテリー含む)
銃身長 141mm(インナーバレル長)
装弾数 BB弾 28発
定価 25,800円(税別)
発売日 1996年4月17日
メカBOX Ver.3 / EG700
バッテリー AK
東京マルイ H&K MP5KA4 PDW 弾速データ
最高 82.53m/s
平均 80.13m/s
最低 77.37m/s
ジュール 0.642J
※東京マルイバイオBB弾0.2g、HOP UP最小、30発程度で計測

パーツリスト1(PDW専用)
パーツリスト2(MP5K用)

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バレルの短さから心配していたが、初速も予想以上にあり、グルーピングも問題なしだ。このままでも十分ゲームのメインウエポンになる。問題は棒バッテリーの脱着が面倒なこと。フォールディングストック根本のピンを2本抜き、フラッシュハイダーを外して、ハンドガードのピンを1本抜く、という強烈な面倒さ。ただし、ニッケル水素やラージバッテリー外装キットを使用すれば問題は解決するだろう。
モーターの回転も小気味良い。ロッキングタイムが短く、フルオートの回転も非常にスムーズだ。

フルサイズのMP5系とは異なり、ホップアップ調節レバーはハンドガードを外した赤い矢印の位置にある。
使用中にレバーが勝手にずれることはないので良いが、ホップ調節の都度、ハンドガードを外さなくてはならないのが不便だ。

フラッシュハイダーを外すとM14逆ネジにより、サイレンサーオプションなどを装着可能。

バッテリーを装着するには上の写真のようにフロントとリアのパーツを外さなくてはならない。ちょっと面倒だが最近は大容量のニッケル水素バッテリーがあるので交換の頻度は少ないだろう。

フォールディングストックを折りたたむとクルツ同様にコンパクト。H&Kのロゴが刻印されている。

ストックは樹脂製。折りたたみも簡単確実で、指を挟むようなこともないだろう。
構えた際のバランスは、丁度ど真ん中。良いバランスだ。フォアグリップの握り心地も良い。
モーターはEG700をグリップ内に収める。
付属のショートマガジンは装弾数28発。

コッキングハンドルはバッテリーがフレーム内に納まっているため、引くことが出来ない。また、バッテリー先端がちょっと露出している。

240連の多弾数マガジンを装着すると干渉してフォールディングが完全に出来ない。

マガジンハウジング右側面の刻印がフルサイズMP5と違う。

MP5A5との大きさ比較。フロント部分はPDWが短いが、ストックはPDWのほうが長い。
クルツ系のフレームはスライドストック用の溝に蓋がしてあるような形状の為、ストックの互換性はない。
MP5 PDWのインナーバレル長は141mmで、クルツの110mmよりも3cmほど長い。

ドラムタイプリアサイトではあるが、ピープ式ではなくスリット式。リアサイトベースはプラスチック製だ。リアサイト後方のフレームにはバッテリー外装化のため穴を開けている。

ショートマガジンとニッケル水素バッテリーを含む総重量は2005g



マルイ純正オプションのMP5/G3用ローマウントは\2,400。


オフセットマウントにエイムポイントCOMP ML2を載せてみた。

KM MP5K用ラージバッテリーポーチ

標準仕様の棒バッテリーは非常に使いにくいので、KMのラージBTポーチを取りつけることにした。通常は、コッキングハンドルの隙間から付属のコードを伸ばして接続するのだが、今回はコードをフレーム内に通して、リアサイト後ろのフレームに穴をあけ、そこからコネクタを出すことにした。

マルイ純正ドットサイト
スコープは今回はあきらめ、マルイ純正のドットサイトを装着。
思っていたよりも使いやすく、素早く標的にポイントすることができる。スコープと違って無倍率なので、両目を開いてターゲッティングする。視界も広く取れ、視界中央に赤い発光ドットがふっと浮いている感じだ。30mm径で専用マウントリングが必要だが、サイティング上、リング部分はそれほど気にならない。


KSC SOCOMサイレンサー
最大外径34.7mm×長さ190mm

サイレンサーはFIRST製ではなく、KSCの「MK23-SOCOMサイレンサー」にアングスの「ソコムサイレンサー消音キット」を内蔵した。この消音キットは、フェルトとスプリングをベースとした、かなり効果があるものだと、店員に教えられて購入した。
実際にソコムサイレンサーの内部パーツを全て取りだし、消音キットのスプリングにフェルトを巻きつけ、輪ゴムで数カ所を固定した。中をのぞくと、スプリングの隙間からフェルトが所々出ているが、弾道に悪影響を与えるほどでもないようだ。気になるなら、綺麗に取り除くことも出きるだろう。
取りつけは「KSC・ソーコムサイレンサー用14mm正ネジアダプター」\1,200と「KM企画・東京マルイ電動ガンMP5-K[A4]用サイレンサーアダプターSA-05K」\1,500を使用した。特にKMのアダプターはフラッシュハイダーは取りつけられなくなるが、サイレンサーをフロントサイトの根本からきっちり取りつけられ、剛性もアップする。
さて、問題の消音性能だが、KMジャーマンサイレンサーとほぼ同等の性能といえる。これはメカボックス音の静穏カスタムを行なったFAMASでも確認した結果だ。PDWの場合は、ボックス音のほうが大きいので比較しにくいが、確実にマズル音は減っており、夜間や室内でのゲームではかなりの効果があるだろう。
フェルトはまだ半分くらい余っているので、いろいろと吸音材の詰め方、巻き方を試せば、更に効果的な消音が可能になるかもしれない。


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