タニオコバ x BATON airsoft BM-9 CO2GBB

タニオコバ x BATON airsoft BM-9 CO2GBB

レポート:戸井 源太郎

STGA (全日本トイガン安全協会) の技術委員を務めるタニオ・コバと海外製CO2GBBを国内販売しているBATON airsoftとのコラボレーションが実現し、2019年9月に第一弾となるBM-9 CO2 GBBが発売されました。
何よりタニオ・コバが特許取得した安全、低燃費のCO2バルブを採用し、STGAの検査もクリアし、認定を受けた製品となります。
STGA認定商品ということで、Gunsmith BATONだけでなく、他のショップでの販売も行われるそうです。
では、早速、そのBM-9をレビューしたいと思います。

ベレッタのM9A3
BM-9はイタリアのベレッタ社が開発したM9A3をモデルアップしています。
M9ピストルは米軍採用から30年以上が経過したこともあり、近代化改修したものがA3となります。実銃は米軍の次期採用拳銃のトライアルでは残念ながら採用には至りませんでした。

A3への改良箇所はサイレンサー装着可能なようにネジが切られたスレデッドバレル、ストレートグリップ、3スロットMIL-STD-1913レール、トリチウムサイト、セラコート(Cerakote)されたスライドにアルマイト処理されたフレームなどなどです。
米軍では、一時期は.45口径のストッピングパワー重視に傾いていましたが、現在は装弾数が多く、威力もある9mm弾に回帰しています。M9A3はそのニーズに合わせ改修され、現在でも十分以上のポテンシャルを有しています。
アメリカでは、M9A3として一般販売されており、人気を博しています。

BM-9 黒
BM-9 黒
BM-9 FDE
BM-9 FDE
BM-9のスライドとフレームは日本国内仕様として樹脂製でBATONで金型を製造しています。カラーはFDEとブラックの二色展開です。FDEはスライドの成型色、フレームはメタリック調の塗装仕上げとなっています。
樹脂製ながら全体的にはエッジが立っており、外観の仕上がりは美しいです。

パッケージ
白地に銃の線画とシンプルなデザインなパッケージです。銃本体はスポンジで保護されています。中には簡単な取説にCO2の取り扱い事項、コバ社長のCO2ガスガンについての「うんちくノート」が入っています。

刻印
刻印
スライド左面の刻印はよく似ていますが、文頭の「BERETTA」の文字と「PB」のロゴはありません。右面の刻印はかなりリアルです。

トリガー
トリガープルはシングルアクションで約1kg、ダブルアクションで約2.1kgで、適度な重さがあり、キレもよいです。
またマガジンキャッチは実銃同様左右どちらにも付け替えが可能です。

セフティ
セフティはアンビですが、ハンマーダウンさせるデコッキング機能はありません。そのおかげでコック&ロックができます。

ストレートグリップ
ベレッタ M9A3の特徴はストレートグリップにあります。グリップ後部に膨らみがなく、ストレートなのが実は握りやすいのです。またグリップのロゴは「3本の矢」ではなくタニオ・コバの小林社長がデザインした「3本のマイナスドライバー」になっています。

バレル
14mm逆ネジ
長く突き出たバレルは14mm逆ネジになっており、サイレンサーなどのアクセサリーが装着できます。製品はネジ山を保護するためキャップが装着されています。アウターバレルはメタル製です。

レール
アンダーマウントレイルを標準装備しています。M9A1のレールは1スロットでしたが、A3では3スロットになっています。

サイレンサー、タクティカルライト
サイレンサー、タクティカルライトを装着してみました。 迫力がありますよね。

フロント、リアサイト
フロント、リアサイトは窪みにホワイトドットが入っています。

テイクダウンレバー
実銃同様、テイクダウンレバーの反対側を押しながら下げれば、スライドを分解できます。

ガスブローバック ユニット
メカはいわゆるベーシックなガスブローバック ユニットです。

ホップアップダイヤル
可変ホップアップダイヤルはチェンバー部分にあります。反時計回りでホップが強くなります。

通常分解
工具など使わず通常分解が可能です。アウターバレル基部などに特徴があります。

マガジン
BM-9の心臓部といえるマガジンです。このマガジンにCO2カートリッジを装填します。装弾数は22発です。CO2カートリッジの関係で、マガジンバンパーが実銃のものより厚みがありますが、あまり違和感はありません。マガジンリップはプラ製で、ガス放出口がかなり突き出ているのが特徴です。

なお、このマガジンは TANIO・KOBA / BATON airsoft BM-9 CO2GBB専用となっていて、他メーカーのガスガンに使用すると破損・事故の危険がありますので絶対におやめください。と謳われています。

このマガジン、一番、特筆すべき箇所はこのバルブにあります。タニオ・コバ開発により、公的機関にて各種安全検査をクリアし、改造防止措置を施し、安全かつ、低燃費を実現しています。もちろん特許取得(実用新案 第 3206631号)しています。

CO2カートリッジ装填方法

CO2カートリッジ装填方法
マガジンのBBフォロワーの下の箇所を下げて、マガジンバンパーを前側から外します。
マガジンバンパーを外すとキャップがみえます。ここをマイナスドライバーなどで外します。コインでも着脱可能です。

カートリッジ
カートリッジは細い方から装填します。
ガスが残っていると圧力がかかって、キャップが外せません。必ずガスを使い切ってからキャップを外してください。

PUFF DINO
PUFF DINO CO26本セット/580円(税抜)
ここでCO2カートリッジについての注意です。対応するCO2 カートリッジはPUFF DINO CO2、もしくはマルシン製のCDXカートリッジになります。以前販売されていたBATON CO2はネックの形状が少し異なり、非対応ですので、注意してください。

ボトルネック
左のPUFF DINO CO2カートリッジ及びマルシン製のCDXカートリッジはボトルネックが段になっていますが、右のBATON CO2は段がありません。BATON CO2を使用すると射撃は可能ですが、その後、カートリッジが抜けなくなりますので、注意してください。

放出バルブ装置
放出バルブ装置
こちらがタニオ・コバが特許を取得した「省エネ策と改造防止装置を施したCO2エアソフトガンの放出バルブ装置」です。

スクリューの溝
特徴はバルブのスクリューの溝にあります。バルブレンチで締めることはできますが、外すことができないようになっています。またガスの放出口がかなり小さく、その直径は0.9mmとのことです。放出口が小さくても圧力の高いCO2では十分なパワーがあります。

実用新案=特許
タニオ・コバでは、このバルブを国内で実用新案を登録済み、台湾では特許を出願済みになります。

実射テスト

実射テスト
テストは距離20、30mでボディサイズのターゲットで行いました。BB弾は東京マルイのベアリングバイオBB0.2g弾と0.25g弾を使用しました。
距離20、30mでもまずまずな弾道でほぼ命中します。何よりもリコイルが鋭いのはもちろん、発射音も鋭く大きく、特徴があります。かなり撃っていて楽しいです。
ただ、まだ箱出しでオイルなどの付着があるのかホップアップが安定せず、たまにフライヤーが出ます。初速は安定しているので、新品でまだ馴染んでいないのか、チェンバーパッキンの素材がよくないのかもしれません。ただし作動は問題ありません。快調に動きます。
ちなみに10m以内の近距離射撃での精度は10cmプレートに必中なので、十分サバゲーで戦えるでしょう。


TANIO・KOBA / BATON airsoft BM-9 CO2GBBは特許取得のバルブにより、安全性はもちろん、低燃費という特徴があります。過去にレビューしてきた経験からハンドガンのCO2 GBBのでは大体、60発前後でしたが、このBM-9は100発程度撃てました。ほぼ倍近く撃てることから燃費も半分近く抑えられるのが嬉しいです。
テスト時は気温30度の夏日でしたがマガジンを60度まで加熱しても問題ないそうです。いずれ冬にも実射テストを行いたいですね。
今回は250発ほど撃ちましたが、トラブルなく、順調にテストが行えました。

総評


これまでにBATON airsoftのCO2のエアソフトガンをレビューしてきましたが、その都度、BATONには全日本トイガン安全協会(STGA)に入会して欲しいと訴えてきました。
今回、タニオ・コバとコラボレーションが実現し、タニオ・コバが開発した「CO2バルブ」を搭載することで、ついにSTGAの認証を得ることができたのはユーザーにとっても嬉しいところです。


タニオ・コバが開発したこのCO2バルブは上記のように燃費がよいだけでなく、改造防止機能も施された上に、第三者機関での検査もクリアしています。そして一般流通もするため、専門店で購入できるのも大きいでしょう。カラーもFDEとブラックがあり、好みで選べるのも嬉しいですね。

TANIO・KOBA X BATON Airsoftの第1弾に人気のあるベレッタ M9A3という選択もニクいです。CO2により1年中ガンガン撃てて、サイクルコストは抑えめ、価格も妥当と絶対買いの1丁です! が、残念ながら第1ロットはすでに予約完売だそうで……第2ロットの入荷は来年2月頃になりそうとのことです。

スペック


全長 233mm
重量 828g (実測 CO2ボンベ含む)
銃身長 -mm(インナーバレル長)
装弾数 22発
価格 19,800円(税別) BLK
20,300円(税別) FDE
発売日 2019年9月
動力源 リキッドチャージ式ガス
初速 最高:86.53m/s
平均:85.26m/s
最低:84.04m/s
ジュール:0.727J

※東京マルイベアリングバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、屋外10発での測定、気温29.8度、湿度51%、XCORTECH X3200 Mk3にて測定。パーツリスト.PDF (1.35MB)


協力:BATON airsoft、ビレッジ1

2019/10/03


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