東京マルイ 電動ブローバック HK P30

東京マルイ 電動ブローバック HK P30 【エアガンレビュー】

実銃のHK P30は2006年、ドイツのニュルンベルクで開催されたIWA(ヨーロッパ版SHOT SHOW)にて発表された、ドイツH&K社のポリマーフレームオートマチックだ。弾薬は9mm×19ルガー弾を使用し、装弾数は15+1発。
H&K社はUSP、P2000、P3000とポリマーフレームオートを開発してきており、P3000の名称を変えてP30とした。
実銃のHK P30
写真は実銃のHK P30。グアムの野外射撃場GOSRで撃ってきたもの。
オーソドックスなコンベンショナル・ハンマー方式とし、ピカティニー規格のアンダーマウントレール、バックストラップ交換可能なグリップなど、ドイツ軍の次期制式ハンドガンのトライアルを強く意識して開発された。また、P30は米軍トライアル用のHK45のベースともなるH&K社の意欲作でもある。

実銃HK P30の実射動画。P30に続いてHK45の動画が続くので違いを比べて欲しい。
P30、HK45ともに作動もよく、とても撃ちやすい銃で、好印象だった。
で、今自分の中で最も熱いハンドガン、それがこのHK P30というワケ。

そこで今回、東京マルイから2009年12月に発売された10歳以上対象の電動ブローバックを購入することにした。
いや、本当はガスブロが欲しいんだけどね。

東京マルイ 電動ブローバックハンドガン HK P30 スペック & 初速データ
全長 177.5mm (実測)
重量 313g (実測)
装弾数 6mmBB弾 16発
定価 3,480円(税別)
発売日 2009年12月11日
バッテリー 単4電池×4本
最高 44.80m/s
平均 43.32m/s
最低 41.46m/s
ジュール 0.113J
※付属のマルイBB弾 0.12g使用、ホップアップ固定、10発での測定、気温18.8度、湿度41%

パッケージデザインパッケージデザインは電動ブローバックハンドガンシリーズを踏襲し、イラストのような銃を撃っているシーンが描かれている。
H&Kトレードマークを世界で管理するUMAREXより、ドイツH&K社の制式ライセンスを受けたことが記載されている。
H&Kのロゴ下にはゲルマンマイスターの精神、「NO COMPROMISE」(妥協はしない)と記載がある。
パッケージ内容パッケージ内容は本体、マガジン、クリーニングロッド、安全キャップと0.12gの軽量6mmBB弾少々。電池は付属しない。
スライド左側面
スライド左側面には正式ライセンスの元に入れられたHK P30の刻印。ただし、cal. 6mm BBとなっているのはライセンス上の制約か。しかしこの形状は実銃の雰囲気をうまく模しており、とても10歳以上対象のローパワーエアガンとは思えない。

スライド右側面
スライド右側面にはライセンスの刻印が一行で刻印されている。チャンバーにもHKの刻印。
フレーム両サイドに配されたスライドストップレバーはフレームと一体のモールド。
スライドの形状はかなり実物をリアルに再現している。チャンバー周りの堀の深さもリアルさ向上に貢献している。

スライドシルバーモデル東京マルイのHK P30電動ブローバックはスライドシルバーモデルなので、ツートンのコントラストが美しく、3,480円の10歳以上対象のトイガンにしては優雅な雰囲気がある。
リアサイトリアサイトも形状を美味く再現しているが、スライド一体となっておりプラ製。凹み部分がやけに広く、サイティングはちょっとアバウト。
ハンマーはコッキングはできないが、スライド後退に連動して可動する。
ハンマー左横のボタンは実銃では安全にハンマーをダウンできるデコッキング・ラッチ。
マズル9mmルガー弾にしてはちょっと迫力ありすぎなマズル。しっかりライフリングも再現。
セミ/フルオートの切り替え
電動ブローバックシリーズはセミ/フルオートの切り替えができるのも特徴。切り替えのセレクターはトリガー前方にある。
また、グリップ前面には握りこむことによって通電させるグリップセフティを備える。
アンダーマウントレールにプロライトが装着できるか試してみたが、幅が太く装着できなかった。残念。メカニズムの都合か、フレームがちょっと厚いようだ。マガジンキャッチもダミーのモールド。

グリップ特筆すべきはこのグリップ。グリップパネルやバックストラップこそ交換できないものの、とても手にフィットする形状で握りやすい。グリップセフティを除けば実銃のグリップとそっくり!!。これぞHK P30の真髄ともいえる。

単4電池を4本収納
グリップ内には単4電池を4本収納する。
マガジンマガジンは電池収納の都合もあって、バナナ型の細長いスティックタイプ。
6mmBB弾を16発装填できる。
実測重量 313g実測重量は単4電池4本をグリップ内に納めた状態で313gと軽い。

射撃動画。
スライド後退量は少ないがカタカタッとフルオートで撃てるのは面白い。

実射性能だが、0.12gの軽量BB弾を使用すると固定ホップアップによる弾道はスーッと美しく伸びる。
0.2gだと、やはり山なりにドロップするような弾道となる。参考までに0.2gのエクセルバイオBB弾での平均初速は31.18m/sで、0.097ジュール相当となる。

総評だが、10歳以上対象のエアガンとしては非常によくできたつくりで、3,480円という価格が本当かと思うほどのクオリティを持っているといえる。価格制約の中で、まさに「NO COMPROMISE」(妥協はしない)の精神は東京マルイの開発陣にも息づいているとHK P30を手にして感じた。

室内でも気軽に楽しめるトイガンとして一丁買っておくというのも良いと思う。

今後、HK45のガスブローバックガンがモデルアップ予定だが、ぜひこのコンパクトなポリマーフレームオートであるHK P30もラインアップに加えてもらいたいものだ。

2010/02/21



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