東京マルイ ガスガン ハイキャパE ガバメントモデル

東京マルイ 電動ガン ハイキャパE ガバメントモデル

東京マルイの電動ハンドガンシリーズの5機種目となるハイキャパE ガバメントモデルが2014年12月に発売になった。電動ハンドガンは一年を通じてパワーが安定しているので夏場はガスブローバックガンを使用するサバゲーマーも冬のサイドアームとして電ハンを使用するというケースも多い。
また電動ハンドガンはガスブロに比べてランニングコストも安いというメリットもある。
それではさっそくハイキャパE ガバメントモデルをレビューしていこう。

東京マルイ 電動ガン ハイキャパE ガバメントモデル スペック & 弾速データ
全長 218mm
重量 807g(バッテリー含む)
銃身長 122mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 30発
定価 15,800円(税別)
発売日 2014年12月5日
バッテリー 7.2Vニッケル水素マイクロ500バッテリー
最高 71.58m/s
平均 71.05m/s
最低 70.60m/s
ジュール 0.505J
回転数 789rpm
※東京マルイ ベアリングバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、10発での測定、気温22.4度、湿度39.0%、XCORTECH X3200使用。

パーツリスト

東京マルイの電動ハンドガンシリーズ中、今回のハイキャパEはシングルアクションのオートマチックをモデルアップしている。

ハイキャパE ガバメントモデルのパッケージ。外寸は幅約28.1cm×縦18.4cm×厚さ6cm。
パッケージ内容は本体、マガジン、保護キャップ、クリーニングロッド、取説、注文書と0.2gBB弾100発。
本体セットなのでバッテリーと充電器は別売。
なお、バッテリーは電動ハンドガン全機種共通の7.2Vニッケル水素マイクロ500バッテリーを使用する。

スライド、シャーシ、フレーム共にプラ製。
スライド、シャーシ、フレーム共にプラ製。スライドはややグレーがかったガンメタリックカラー。ツートンのカラーリングがカッコいい。スタイルとしては米STI社のタクティカルシリーズを意識したデザインになっている。金属製のトリガーは肉抜きされたデザインでカッコいい。

チャンバーには.45ACPの刻印
シルバー仕上げのチャンバーには.45ACPの刻印。ちなみにこのチャンバーはアウターバレルが見えているのではなくて、スライド内側に張り付けられたプラ製のカバーパーツ。

フロントサイト リアサイト
フロントサイトにはホワイトドットが入る。リアサイトはヘイニータイプ。共に亜鉛ダイキャスト製でスライド内側からネジ止めされているので取り外すこともできる。ただしリアサイトはスライドリリース用ロックパーツの小さいバネなどもあるので分解は慎重に。

ファイアリングピンも再現ダミーながらファイアリングピンも再現されている。
ハンマーとサムセフティは金属製でシルバー仕上げ。

シャーシもプラ製 アンダーマウントレール
アンダーマウントレールを備える。レールのトリガーガード側には外部バッテリー用の細長い穴が開いていて、内側からカバーパーツがシール留めされている。

X300ウエポンライトを装着
SUREFIREのX300ウエポンライトを装着してみた。ユニバーサルロックアダプタだとガタつく。なにか固定する対策が必要。

グリップ
グリップ。内部にメカボックスが内蔵されるので、握ってみるとかなり太く、角ばっている。ガスブロのハイキャパ5.1と比べても厚みは同じくらいだが、前後長で2mmほど長く、さらに前面が角ばっている。正直なところ握りにくい。手の小さい人にとってはトリガーまでが遠く感じるだろう。
スプリングハウジングとグリップセフティは一体の亜鉛ダイキャスト製で無可動ダミーとなっている。

ハンマーがフル・セミオートの切り替えスイッチ
ハンマーがフル・セミオートの切り替えスイッチとなっている。ハンマーが倒れている状態でフルオート。ハンマーを起こすとセミオートとなる。ハンマーを親指で少し押し込んで切り替えるので片手で容易に操作できる。

ハンマーの根元にセミ・フル切り替え用のスイッチ(突起)ハンマーの根元にセミ・フル切り替え用のスイッチ(突起)があり、ハンマーが倒れることでこの突起を押して切り替えている。

サムセフティ
サムセフティは左右両側から操作できるアンビタイプ。上にあげてセフティオンになる。なお、サムセフティをオンにしてもトリガーはロックされないのがちょっと残念。もちろんハンマーをダウン(FULL)にしていてもサムセフティはオンにできる。

マガジン
マガジンは亜鉛ダイキャスト製で30発の6mmBB弾を装填できる。細身のいわゆる割り箸タイプだが、ハイキャパE専用で他の電動ハンドガンとは互換性はない。背面にはHi-CAPAの刻印があるので複数のモデルを所有している場合はここで見分けることができる。

100連射マガジン マズルアダプター装着例
また本体と同時発売にはならなかったが、別売オプションで100連射マガジンと光学機器をマウントしたりサイレンサーを装着できるマズルアダプターの発売も予定されている。

スライドを取り外しバッテリーの交換やホップアップの調整はスライドを取り外して行う。
ハンマーを起こしてから、リアサイト下のボタンを押してスライドを上方へ引き上げてから前方へスライドさせる。

アウターバレルは金属製
スライドを取り外すとこんな感じ。アウターバレルは金属製でシルバー仕上げ。スライドを被せてしまえば見えなくなってしまう部分ではあるが、重量増と前後バランスが良くなるので金属製なのだろう。

バッテリーは右サイドから差し込むバッテリーは右サイドから差し込む。
バッテリーコネクタ部分の白い三角の向きを合わせてコネクトする。
ホップアップ調整ホップアップ調整はチャンバー部分のバレル同軸式ダイヤル。
バッテリーリリースレバーを倒せばバッテリーを取り外せる。
重量は814gバッテリー、マガジンを装着しての実測重量は814g。
手にするとズシリとした感触。電動ハンドガンとしては93Rに次いで重い部類に入る。

さて実射してみた感想としては、電動ハンドガンと言うことで初速が実に安定しているということ。真冬でもこの安定した初速と可変ホップアップで何発撃っても同じところに弾がすうっと伸びて飛んでいく。
素早くハンマーを操作してセミオートからフルオートへ切り替えられるのも楽。

内部のメカニズム的には従来の電動ハンドガンと変わらずということで"ウィパンッ"というトリガーレスポンスではあるが、それではもガバメント特有のシングルアクショントリガーの水平ストロークによってなんとなく従来の電ハンとは異なった小気味良いトリガーフィーリングになっている。


また純正ニッケル水素バッテリー以外に社外品のリポバッテリーを使用するとさらにトリガーレスポンスは向上する。

問題はサバゲーのサイドアームとして使用する場合、ホルスターを選ぶということ。手持ちのBLACKHAWK!のCQCホルスターは1911 w/XIPHOSライトにも入らず、ライカンスロープにも入らなかった。惜しいかなグロック20/21用はスリーブには入るがトリガーがロックできないという結果。
レースホルスターならいけるかも。



電動ハンドガンは真冬でもサバゲーに使える安定さと、ガスを使わずランニングコストの安さなど良いこともあるが、どうしても内部メカユニットを内蔵する都合上、リアルな形状や操作という面では犠牲になる部分もある。これをどう捉えるかは個人の判断に委ねられるが、使ってみると便利なことも確か。
電ハンはフルオート射撃もできるしインドアゲームにもガンガン使えるのでサバゲーマーならば一丁は持っておきたいところだ。
また、ハイキャパEはレギュレーションに適合さえすれば、冬場のシューティングマッチ用途にも使えるんじゃないかと思う。

2014/12/08

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