ARROW DYNAMIC 電動ガン BAR

ARROW DYNAMIC 電動ガン M1918A2 BAR

米軍の分隊支援火器のご先祖様
実銃のBAR(ブローニング・オートマチック・ライフル)はアメリカの銃器設計家、ジョン・M・ブローニングが設計したオートマチックライフルだ。当時の歩兵用ライフルのM1ガーランドと同じ.30-06スプリングフィールド弾を使用し、ボックスマガジンに20発を装填する。

装弾数8発のセミオートライフルであるM1ガーランドと比べると、当時としては強力な歩兵火力だったことだろう。歩兵用ライフルと同じ弾薬を使用し、歩兵が一人で運用できるフルオートマチック銃器のコンセプトは現代における分隊支援火器(SAW)に引き継がれ、しばしばSAWのご先祖様ともいわれる。

実銃BAR
写真はグアム ワールドガン所有のBAR。民間用にセミオート仕様になっている。
実際に持ってみるとかなり重い。とても肩撃ちを続けられるような重量ではなく、やっぱり移動中は映画のように腰だめで撃つのだろうか。  

ARROW DYNAMIC 電動ガン BAR スペック
全長 1,208mm(実測)
重量 約6,055g(実測)
装弾数 6mmBB弾 160発
価格 72,000円(税込)
発売日 2013年
 

このBARを香港のブランド、ARROW DYNAMICが電動ガンでモデルアップ。
全長120cmと大柄
レシーバーやバレル、ガスチューブはアルミ製で全長120cmと大柄ながら非常に剛性感が高い。その分重量は約6kgとヘビー級ではあるが、実銃はこれよりもさらに2kgほど重いのだから当時の兵隊さんはもの凄い体力だと感心する。

アルミ製のレシーバー
アルミ製のレシーバー。コッキングハンドルを引けば連動してダミーボルトが後退する。セレクターはフルオートとセフティのみ。

リアサイト
レシーバーはアルミ製で剛性が高い。リアサイトはフリップアップ式。ダミーボルト内に可変ホップアップの調節レバーを備える。


キャリングハンドルはグリップ、アーム根本の計3本のネジを取り外して分解し、アーム部をバレルに挟み込むようにして取り付ける。この辺りの取り扱い説明書は一切付属していない。

ストック
リアルな木目調の樹脂製ストック。2本のネジで金属製のバットプレートを取り外し、内部にスティックタイプバッテリーを収納する。

バイポッド陣地防御シーンで使用したい折り畳み可能な金属製バイポッドが付属。マズル部を一度取り外してから取り付ける。

意外に軽快に扱える
キャリングハンドルとバイポッドを取り外せば、意外に軽快に扱える?

サイドビュー
ハンドガード、ストックはリアルな木目調のプラ製。付属のバイポッド、キャリングハンドルを取り付ければサバゲーでの拠点防衛にも最適。もちろんこれらを取り外して軽快にフィールドを駆け回るのもよし。気分は米ドラマ「コンバット!」のカービー二等兵か、アニメ「ストライクウィッチーズ」のシャーロット・E・イェーガーか。

マガジンは約160発のゼンマイ給弾タイプ。バッテリーはストック内にスティックタイプをコネクトする。実銃同様にフルオートのみの射撃となり、初速は約65m/sと低め。弾道性能もそこそこなのでカスタム前提かネタ武器として使いたいところ。


世界のミリタリー・トイガン・カタログ2013~2014 (Gakken Mook)
※本レビューはGakken Mookに掲載されたものを再編集して掲載しています。

2014/06/24

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