東京マルイ電動ガン 89式5.56mm小銃 レビュー

東京マルイ 電動ガン 89式小銃 【エアガン レビュー】

2006年7月13日、東京マルイから自衛隊現用制式ライフル、89式小銃がついに発売された。
今回はセカンドロットとして入荷したものを9月18日にエチゴヤ東京にて29,975円で購入。 ついでに420連マガジンを二本と、スコープマウントベース(1,764円)、左面カスタムセレクターもまとめて購入した。
また、その週末に実際にゲームに使用したので、その感想も述べていこうと思う。

東京マルイ 89式小銃 電動ガンスペック
全長 916mm
重量 3,700g(バイポッド、バッテリー含む)
銃身長 433mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 69発
定価 46,800円(税別)
発売日 2006年7月13日
メカBOX Ver.8 / EG1000BT
バッテリー AK
東京マルイ 89式小銃 弾速データ
最高 88.07m/s
平均 87.45m/s
最低 86.92m/s
ジュール 0.764J
※エクセルバイオBB弾 0.2使用、ホップアップ適正、11発での測定、気温25度

パーツリスト

梱包箱はガバと同様のOD色。

箱を開けると写真のように自衛隊新型迷彩の布で化粧された華やかな梱包だ。ガバのときはバイクで運んで傷がついてしまったが、今回は車のトランクに入れて移動。家に帰って箱を開けても荷崩れはしていなかった。

右側側面。
独自のセレクターレバーが右側にある。これが操作性にどのように影響するか、気になるところ。また、M16系のセレクターと比べると切り替えが重い。幾度となく操作していると若干軽くなってきた。

左は空挺部隊などが装備する折り曲げ銃床式の実銃の写真。2003年撮影。

実銃の風合いはスチールプレスの表面がザラザラしていて荒い感じ。いつものことながらマルイの仕上げはキレイ過ぎるが、形状はよく似ている。

左側側面。
89式5.56mm小銃と刻印があるが、最近製造された実銃には89Rと刻印されている。また、シリアルナンバーも一行となっている。

アッパー、ロアレシーバーともに亜鉛ダイキャスト製で金属の冷たい感触が非常によい。

仕上げは比較的つるっとしていて、SIGのような削りだしフレームのような雰囲気がある。

左の実銃写真は折り曲げ銃床モデルだが、刻印に注目。タイラップに隠れて見えにくいが89Rと刻印されている。

下から見るとこんな感じで、フレームが金属なので、マガジンハウジングのフレーム肉厚が薄い。指を切りそうな勢い。

実銃の下から。グリップ底部の蓋といい、リアルに作られている。

バッテリーはハンドガード内にAKタイプ、いわゆる「うなぎバッテリー」を収納する。今回はイーグル模型のGP1100のニッケル水素8.4Vを使用した。

アウターバレルはアルミ製で軽量かつ剛性の高さに貢献している。

ハンドガードを固定するロックピンはストッパーが効いており、紛失しにくい設計になっている。
このロックピンを引いて、ハンドガードを前方にスライドさせればハンドガードを取り外すことができる。

フロント部分は非常に細身で、ハンドガードもM4に比べて持ちやすい。しかし、華奢ではなく、アルミ製のアウターバレルが使用されており、剛性は過去の電動ガンと比べようがないほどにある。

ハンドガード前方の放熱孔からバッテリーが見えており、バッテリーの装着有無を確認できる。

実銃ではハンドガード前方の部分は金属でできているが、マルイの89式はプラスティックだ。

ハンドガードはパーツメーカーからカスタムパーツが出そうかな。

マガジンは付属で装弾数69発。残弾確認孔のある独自のものだ。

オプションパーツで420連マガジンが発売されている。M16のマガジンと比較してもわずかに89式のほうが長い程度。M16系マガジンが89式には使用できるが、マガジン先端の形状のため、その逆はできない。

容積がほぼ同じなのに多段数マガジンの容量は300発から420発に伸びている。ゼンマイも結構長く巻けるし、給弾もスムーズだった。

独特のフロントサイト、発射サイクルを調節するガスレギュレーターフラッシュハイダー、そしてバイポッドなどリアルに再現されている。

銃を手にとってすぐわかるのがその剛性の高さだ。明らかにこれまでの電動ガンとは一線を画する剛性感で、フレームのギシギシなどは一切皆無。メタルフレームとアルミアウターバレルでがちがちに固めたM4フルメタルカスタムのような状態。各部をこぶしで軽くたたいてもゴツゴツと一本の鉄の塊のような響きを醸し出す。コレはスゴイ。

実銃のフロント部分。
ガスレギュレータの欠落防止用のタイラップに注目。

実銃

強いて言えば、マルイの造形はいつも硬いというか、品が良過ぎるというか、直線的。確かにプレスの丸みを表現するのは難しいのだが、アとタの間のへこみ具合などはもう少し柔らかい曲面で表現してもいい。

台座のエッジ面を下の実銃写真と比べてほしい。マルイのマウントベースが実銃につかないのはこの形状のため。

マガジンキャッチ上のメーカーとASGKの刻印はもちろん実銃にはない。

実銃の右側面。リアサイトのウィンデージダイヤル横に三角のホワイト。

オプションパーツの左面カスタムセレクターを装着してみた。M4から乗換えだと非常に操作しやすく感じるが、無いならば無いなりに右セレクターに慣れていくので、最近では取り外している。やはり、89式の由緒正しい右セレクターをいかにすばやく扱えるか、このあたりがこの銃の醍醐味なのだと思う。

ホップアップダイヤルは定番のコッキングハンドルを引いて、イジェクションポートの中にある。バレルと同軸回転式で微調整がしやすいものになっている。

ストックは写真のように右利き射撃時のことを考えて左側面がえぐれている形状になっている。

バットプレートはゴム製で床に立てても床が痛まないし、大きな音も出ない。ゴム部分を引っ張って回転させることでストック内の収納スペースが使用できる。AKバッテリーが一本収納可能だ。

台座にスコープマウントベースを装着したところ。強固に固定できるので大型のスコープでもグラつくということはないだろう。



上方からの比較。左が実銃で右がマルイ製。最も気になるのはリアサイトのエレベーションおよび、ウィンデージダイヤルに数字が刻印されていないこと。また、目盛りにもホワイトが入っていない。ダイキャストによるモナカ構造のアッパーフレーム上部の合わせ目も気になる。が、全体の造型からいえば些細なこと。 しかしながら、パーツメーカーからのリアルリアサイトの発売を望む。



弾速測定の結果は非常に優秀で、ほぼ1m/sの中に集中し安定している。弾道も素人程度のカスタムより遥かに安定しており、カスタムバレルすら組み込む必要がないと思えてしまうほど。

東京マルイ 電動ガン 89式小銃 3点バースト射撃動画
3点バースト射撃動画
 

本体のみの重量は2970g

バイポッドは406g

AKバッテリー、イーグル模型のGP1100ニッケル水素は162g

ノーマルマガジンは212g。420連マガジンも同程度の重量。

スコープマウントは114g
本体とバッテリー、マガジンを装着した最小構成の総重量は3344g。BB弾400発をロードして3.4kgを超える。実銃の世界では軽いほうだと思うが、ゲームウエポンとしては正直ちょっと重い。これにマウントや光学サイト類を装着すると4kg前後。

ゲームではバイポッドは必要性を感じなかった。ディスプレイ用といった用途かな。

また、ゲーム中はほとんど3バーストポジションで過ごした。セミオートよりは安心できるし、弾数を消費しなくてとてもよい。また、確実に小気味良く3発がダダダッと出るのでとても楽しい。


イーグル模型 Intellect 1400ニッケル水素AKバッテリー (\2,340/エアボーン新宿/2006.10.08)

先日のマルイのインドア戦で最終ゲーム中盤、フル充電しておいたGP1100がバッテリー切れしてしまった。6ゲームくらいやって、どのゲームも1マガジン撃ちきらなかったので、1ゲームあたり250発平均としても1500発。セミオート戦が半分なので電力消費は多いほうだったろう。
実際GP1100を充電すると状況にもよるが、1000mAh充電できないことが多い。

インテレクト1200を購入しようと電話で在庫確認したところ「新しいのありますよ。1400です」との返事。ということで購入してみた。

実際に充電してみると初充電時はうまく充電できず500mAhくらいでオートカットされてしまった。何度か充放電を繰り返すうちにだんだんと容量が多く充電できるようになった。

1400mAhというと、マルイ純正のニッカドラージバッテリーより容量が多い。約1/3の容積でどう容量を実現している。重量は172g。ちなみにGP1100は162gなので、ちょっと重い。

89式小銃のアッパーレシーバーの分解
コッキングハンドルが引っかかるようになったので、アッパーレシーバーを外して確認してみることにした。
まずはハンドガードを外し、バレル基部の6本のネジと、レシーバーロックピンを抜く。
ヒューズボックス前方のタイラップも切って外しておく。


すると、バレル一式が前方へスルリと抜ける。
この際、コードをバレル基部から外しておく。


バレル一式が抜けるとアッパーレシーバーも前方へスライドして外すことができる。セレクターの位置がアとタだとスライドできないので注意。


背骨に当たるメカBOXステーのこのネジが緩んでいたのでネジロック剤をつけて増し締めした。緩んだこのネジにコッキングレバーが干渉していたようだ。


PDI リアルアウターバレル ショートセット (\8,850 エチゴヤ東京 2007.02.04)
最近ゲームでも頻繁に89式を使用しているが、89式の不満点は長いことと、重いこと。まずは長いことを解消すべくショート化に踏み切った。

ハンドガードにはバッテリーが入るのでむやみに短くできない。そこでこのパーツ。アウターバレルをフロントポストぎりぎりまで短くすることで全長を86mm短縮できる。もちろん軽量なアルミ合金製。さらに冷間鍛造伸菅法により公差±0.004mmという高精度の内径6.05mmインナーバレルまでセットになっている。バレル長も86mm短くなってノーマル433mmに対して347mmとなる。これにより本来であればシリンダー容量も調整する必要があるが、組み込んで撃ってみた所、弾道の乱れもなく、むしろノーマルより精度があがっているような気もしなくもないので、メカボチューンの面倒くささとあいまって、このままにすることにした。
初速はノーマルに比べ若干の上昇が見られ0.2gバイオ弾で適正ホップ時に10発平均が91.63m/sとなった。

組み込みは比較的簡単にいくと思っていたが、ハンドガードロックピンの穴のくぼみの位置が微妙にずれていてピンがはまらなかったので、丸棒金ヤスリでゴリゴリと削る必要があった。また、バッテリーホルダーは4本のネジでアウターバレルに固定されるが、そのうちのチャンバー側の1本がネジ穴がユルユルで固定できなかった。ただ、ネジ一本固定しなくてもなんら問題ない。
ノーマルに比べてアウターとインナーバレルのクリアランスが詰めてあり、ガタツキが少なくなっている。

ハイダー部分はマルイ純正互換のM14逆ネジ仕様なので、ノーマルのハイダーがそのまま装着可能。
フラッシュハイダーをM4系のものに変更しようとしたが、ネジきり部分が長すぎて完全に奥までハイダーがねじ込めなかった。


組み込み後、銃を構えた印象としては重量バランスやフィーリングはノーマルと変わりないが、9cm近くも短くなって取り回しは抜群にしやすい。気になっていた見た目もそれほど悪くなく、89式ショーティーといった雰囲気がぴったりくる。
これであとは専用デザインのテレスコピックストックでも装着できればカッコいいと思うんだけどね。


■ハッコー商事 BED-24 マルチレティクル (\14,800 フロンティア 2007.02.05)
最近オープンドットサイトを多用している。ミリタリーでは耐久性の問題か使用されているシーンをあまり見たことがないが、ゲームに使用するならば軽量でサイティングしやすいオープンのほうが使い勝手はよい。
これまでコンバット45系を使用していたが、もう少し高いダットはどうなのだろうと気になり購入してみた。



重量は176gでコンバット45より107gも重いが、チューブダットの代表格エイムポイントCOMP ML2の217gよりは軽い。コンプはさらにマウントリングが必要だが、BED-24はピカニティレール用のマウントも本体下部についている。
ダットは、クロスゲージ、ダット、サークルインダット、サークルクロスの4種類の形状を切り替えられる。


M4(コマンドサイズ)との長さの比較。M4のストックを最大に伸ばすとほぼ89式の固定ストックと同じ長さになる。
フロントは89式が約6cm長い。14.5インチバレルのSR16と比べると全長で約2cmほど短い。

■フロンティアオリジナル 軽量アルミマウントベース (\2,480 フロンティア 2007.02.12)
フロンティアオリジナルの89式用マウントベース。アルミ製でとても軽い。



重量は86gでマルイ純正の亜鉛ダイキャスト製マウントベースより28gも軽い。
デザインがほど良くゴツいのでカッコよい。
取り付けは水平をとるのがちょっと難しいが、一度つけてしまえばあまり外す機会もないので問題はないだろう。
マルイ純正のマウントベースより高さがあるので、スコープを取り付ける際にリアサイトをパスしやすい。

なお、搭載しているショートスコープはハッコーのTAC-2628というモデル。
レール長は1コマ純正より長い。


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